シンゴジラを実際に見た人の感想を集めてみた

1人目

評価:★★★★★(5点中満点)
「シン・ゴジラ」は、日本人に一つの衝撃(インパクト)を与えたといえる一作品です。

 

「新世紀エヴァンゲリオン」で有名な庵野監督が作った怪獣映画であり、誰でも知っている「ゴジラ」と人類との戦いを、庵野氏なりのやり方で描いた映画であり、2016年夏にほとんど前評判もなく公開されたところ、そのセンセーショナルな内容で一気に話題で火が付き、大ヒット作品となりました。

 

ストーリーとしては、日本にゴジラが現れ破壊活動を行うので、日本政府と自衛隊が撃退するよう立ち向かう…という御馴染みの展開ですが、そこを描くリアリティが圧倒的で、その面で観客に衝撃を与えました。

 

特に、専門用語を長々とつぶやく会議シーン、欧米流の「議論」よりも、日本人的な「根回し」で仕事を進めていく役人と政治家、といった人物描写がリアルであり、この映画の宣伝文句である「虚構(ゴジラ)vs日本(リアル)」というフレーズをよく体現しています。

 

また、この映画の根底に流れているテーマとして「ポスト3.11」という要素を垣間見ることができるのもヒットした要因のひとつといえます。放射性物質により成長するゴジラは、3.11の原発事故にもなぞらえることができ、多くの日本人がトラウマとして抱えていたその恐怖感をゴジラで代替描写することによって、そのゴジラに日本人が今の姿のままで立ち向かう、という姿勢が、多くの日本の観客に勇気を与えることができたといえます。

 

「シン・ゴジラ」は、現代の日本人の心境を見事に掴んでヒットした作品といえるでしょう。

 

 

2人目

評価:★★★★★(5点中満点)
庵野監督の作品ということもあり、劇場上映中にも非常に話題になりましたが、とにかくキャスト陣が非常に豪華ですよね。作品の雰囲気はまさに、「エヴァンゲリオン」さならがではありましたが、「シンゴジラ」という言葉通り、これまでのゴジラ作品からは想像できない、全く新しいゴジラ作品のスタイル。

 

よくここまで、ゴジラのイメージを覆すような作品を作れたな、という印象が強いです。ゴジラが人間が海中に捨てた核からできた、という設定は広く知られているところですが、作品最終シーンでゴジラの尻尾がクローズアップされた時に移りこむ、人骨や人の変わり果てた姿に息をのみます。

 

この地球上で生きていくために形態を変化させていくゴジラ。この世の人知を超えた能力を持つゴジラが、変化を続けていく中で最も適した生き物だと判断したのが人間。

 

だから最後は人間へと進化を遂げようとしていたのではないか?あるいは、ゴジラの存在について予言していた博士自身がゴジラへと変化していたのでは?など、様々な憶測が飛び交っていますが、私は最終的にゴジラは人間になろうとしていたのではないかと思うんです。もし、凝固剤で固めることができず、ゴジラが最終形態として人を選んでいたら…、と思うと、少し恐ろしいですが、個人的には大満足の作品でした。"